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放水銃設備

文化財構造物を周囲の火災からの延焼を防止するために設置されます。近隣の山火事、野火、隣接の建造物火災などから飛来する火の粉や輻射熱を放水された水で火の粉を消火、構造物自体を冷却、飛散した水滴により輻射熱を反射・吸収により低減して延焼を防止します。火炎が接近してきた場合や着火の際は筒先を棒状、噴霧放射に切替放水しながら、直接火源に向け積極的な消火活動を行います。

設備の構成

設備構成のイラスト

設備構成のイラスト

設備の種類

放水銃は操作方法、設置方法により下記の種類があります。
放水銃の配置は延焼防止活動上有効な場所に構造物全体を防護可能な場所、台数で、周囲の景観と調和を考慮した機器形状、色彩とします。
周囲の状況から地上式が景観を損なうときは地下式とします。
地表面設置の放水銃の形状は桃割型とし、防護方向を考慮し割る方向を決めます。

地上桃割型放水銃

  • 手動操作方式…桃割型の格納蓋を開放し中の放水銃を手操作により照準し放射します。
    必要に応じ屋外消火栓の併設型もあります。
  • 自動首振方式…手動操作方式同様な格納箱で放射時に開放し、自動首振りし、定められた範囲内に放射します。

地下式放水銃

  • 手動操作方式…景観上地上型を設置不可能な場合に地表面下ピットの中に放水銃を設置し、使用時に手操作により蓋を開放し、放水銃をセットし放射可能とします。
  • 自動首振方式…地表面下の格納箱内に放水銃を格納し、放射時に自動的に蓋が開放し、放水銃は自動首振し、定められた範囲内に放射します。

ポール型自動首振式放水銃

  • 景観と一体となるように、高さ、保護色とし、柱の上に設置した放水銃から自動首振りし、定められた範囲内に放射します。
    地上高位から放射することで照準し易く、最近は採用が多くなっています。