製品・サービス自動火災報知設備
自動火災報知設備
総合操作盤
FAPJ/FCSJ107Sシリーズ、FAPJ/FCSJ106Sシリーズ
機能の拡張で、より分かりやすく、より使いやすく進化。
見やすいグラフィック液晶画面(LCD)や、ガイド機能搭載などにより、アクセシビリティが向上。
また、新たな伝送方式により、進PⅣ感知器から得られる情報量が格段にアップしました。
グラフィック液晶画面で視認性・操作性が向上
グラフィック液晶画面を採用【ノーミ独自】【NEW】
従来、7セグデジタル表示としていた部分には、2.4型グラフィック液晶画面を採用し、詳細な火災場所などを日本語、英数字、記号で表示できるようにしました。
異常時の表示が分かりやすい
異常内容を日本語で一覧表示します。異常内容によって、異常回線番号やアドレス番号の詳細表示が可能です。
履歴検索機能の充実
自動試験履歴やイベントの発生履歴を日本語で表示します。
全件表示だけでなく、日時範囲指定や火災、異常などのイベント指定※1を行うことで、該当履歴の表示も可能です。通常履歴は20,000件、自動試験履歴は30,000件まで確認できます。
- 自動試験履歴の場合、イベント指定はできません。
データベースの設定がしやすい
データベース設定の際は、液晶画面に表示される名称から設定項目を選択できるようにしました。また、設定時に注意画面を表示することで、誤設定の低減を図ります。
- 設定は必ず有資格者が行ってください。
二次元コードを表示
液晶画面内に表示された二次元コードをスマートフォン端末などで読み込むことで、最新の取扱説明書を確認できます。
感知器の情報量を増やし、より使いやすく
新たな伝送方式を採用し、収集できる情報を増やしました【ノーミ独自】【業界初※1】【NEW】
P型でトレンド表示ができる(進PⅣ煙感知器または進PⅣ定温式感知器のみ)
進PⅣ感知器が検知した煙濃度、温度の情報を収集し、トレンドグラフを表示することができます。
これにより、火災または非火災時の事後解析に役立てることができます。
感知器の汚れ量が分かる(進PⅣ煙感知器のみ)
埃などによる感知器の汚れ量のデータを収集することができます。データは汚れ量の多い順にソートして表示したり、感知器ごとにトレンドグラフの表示が可能。感知器の更新の目安に役立ちます。
- 国内メーカー P型1級火災/複合火災受信機 当社調べ
感知器も進化しました
小形熱感知器【業界最小※2】【NEW】
大きさは業界最小・最薄※2のΦ53×H13mm。自然なホワイト色で、空間デザインを損なわない熱感知器です。確認灯は360°どの方向からも確認できます。
普段は天井になじんで目立ちませんが、作動するとはっきりと位置がわかります。
- 2024年4月現在 国内メーカー 当社調べ
360°視認可能な確認灯【NEW】
作動時の確認灯は、360°どの方向からも視認でき、くっきり目立ちます。
また、感知器を設置する際は確認灯や種別表示シールの向きを気にすることなく取り付けられます。
黒色系の煙の検出性能アップ【NEW】
煙感知器の内部構造を変更することで、燻焼で発生する白色系の煙の検出性能を維持しながら、綿の燃焼などで発生する灰色系の煙、また、ポリウレタンやガソリンなどの石油由来の材料の燃焼で発生する黒色系の煙の検出性能を当社従来品より向上しています。
ガイド機能を搭載し、正確な情報をいち早く表示
ガイドスイッチを操作すると、液晶画面にガイドが表示され、必要な情報を素早く確認することができます。
使いやすさを意識したシャープなデザイン
操作部は直線的なデザインとし、液晶画面を中心にスイッチ・状態灯を配置することで、操作しやすく、見やすいデザインとしました。
そのほかの特長
地区窓リバーシブルカバー【ノーミ独自】【業界初※1】
白色の地区窓と黄色の地区窓カバーを表/裏で一体化しました。
火災回線を防排煙回線にする場合に地区窓を別途準備することなく、裏返すだけで入れ替えが可能です。
- 国内メーカー P型1級複合火災受信機 当社調べ
消防訓練モード
消防訓練を行う際に、消防訓練メニューを選択することで、館内の地区ベルを一斉鳴動できます。実際に発信機などを操作する必要はありません。
施工・点検支援モード
施工・点検をサポートする、施工・点検支援モードの機能を用意しました。
自動空き回線設定
盤面でのデータベース設定の空き回線設定において、自動設定機能を追加しました。従来通り、手動の設定も可能です。
オプションメッセージを登録可能
回線番号、アドレス番号表示に加えて、オプションメッセージを登録することで、部屋番号や場所情報を表示できます。※2
- 盤面では部屋番号(数字0~9と英字A,B,C,D,E,F,Gの組み合わせ5文字)のみ設定できます。そのほかの文字の設定はDBTOOLでのみ設定可能。
メッセージ表示機が標準で接続可能【NEW】
- FAPJ106/FCSJ106シリーズのみ接続可能。
FAPJ107/FCSJ107シリーズはP型表示機のみ接続可能。
新たな進化が効率的な運用を実現します
自動試験機能による感知器の常時監視、感知器の取りはずし検出など、多彩な機能を装備。
さらに「進PⅣ」は、感知器から収集できる情報量が増え、操作性、信頼性が向上するなど、効率的な運用を可能にします。
常時監視
一般Pシステム
感知器の機能を、専用の試験器を使い、半年に1回の点検でチェックする必要があります。

システム
専用の試験器不要。
P型自動試験機能付感知器の機能を24時間365日、常時チェックしており、安全性の大幅な向上を実現します。
感知器取りはずし検出機能
一般Pシステム
感知器が取りはずされても検出できません。

システム
P型自動試験機能付感知器が取りはずされると、受信機が検出し警報を発します。
迅速な対応
一般Pシステム
地区窓により警戒区域を確認し、現地にて感知器の確認灯により、火災発生場所を確認します。
システム
液晶画面に詳細な火災発生場所を表示できるため、迅速な対応が可能です。
最適な維持管理
一般Pシステム
半年に1回の機器点検では専用の試験器を使い感知器の加熱・加煙試験が必要です。
また、1年に1回の総合点検では煙感知器を取りはずし、専用の試験器による感度試験が必要です。さらに、高天井の点検時に足場の設置など時間と手間がかかります。

システム
自動試験機能を装備しているため、人手に頼っていた加熱・加煙試験と煙感知器の感度試験が免除されます。
- P型自動試験機能を採用された場合でも、外観点検など、省略できない点検項目もあります。
- P型自動試験機能付感知器のみ。
自動試験機能付システムへのリニューアル
一般Pシステム
一般Pシステムを高機能のR型システムにリニューアルする場合は、既存の配線を耐熱電線にする必要があります。
システム
進PⅣシステムなら、受信機と感知器を取り換えるだけでOK。既存の配線を耐熱電線にするコストが発生しません。また、工期の短縮にもなります。
- 既存の配線状況によっては見直しが必要な場合があります。
感知器の詳細な情報を収集可能【業界初※1】【NEW】
一般Pシステム
一般Pシステムでは感知器の状態までは把握できません。
システム
感知器のトレンドグラフなどの表示が可能になります。
- 進PⅣ感知器のみ。
- 国内メーカー P型1級火災/複合火災受信機 当社調べ
製品ラインアップ
FAPJ106S/FCSJ106Sシリーズ(10~100回線※1)

106S-B1シリーズ

106S-B21シリーズ

106S-B34シリーズ
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- FAPJ106Sシリーズ
- 30~60回線
- FCSJ106Sシリーズ
- L/LT/LPT:30〜100回線
LM:10〜70,100回線(70,100回線は自立型)
FAPJ107S/FCSJ107Sシリーズ(5~20回線※2)
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- FAPJ107Sシリーズ
- 5~20回線
- FCSJ107Sシリーズ
- 10~20回線
受信機収納箱/埋込ボックス
FAPJ/FCSJ107シリーズ対応(写真は露出型)
FAPJ/FCSJ106-B1/B21シリーズ対応(写真はB1キャビ用)
P型インターフェイス盤
- FAPJ106/FCSJ106シリーズのみ接続可能。
P型表示機や他設備への移報を行う場合で、受信機の移報接点が不足する時にP型インターフェイス盤を設置します。
P型1級表示機

FIPJ103-Sシリーズ

FIPJ103-E2シリーズ

FIPJ103-A2シリーズ
メッセージ表示機
- FAPJ106/FCSJ106シリーズのみ接続可能。
FAPJ107/FCSJ107シリーズはP型表示機のみ接続可能。