製品・サービス消火設備

消火システムNN100

特長

  • 地球環境にやさしい。
  • 消火剤による汚損がありません。
  • 消火効力が長続きします。
  • コストパフォーマンスに優れています。
  • 容器室設置場所の設計上の制限がゆるやかです。
  • 常時監視機能を採用しています。
  • パッケージタイプもあります。

システム構成

システム動作フロー

注意事項

  1. 認定が必要となる場合があります

    本システムを消防法施行規則で規定されていない防護区画に設置する場合は、(財)日本消防設備安全センターに設けられた「ガス系消火設備など評価委員会」の評価を受けるか、または同施行令第32条の特例を申請する必要があります。

  2. 避圧装置が必要となります

    消火剤放出の際、防護区画内の圧力が上昇するため、圧力上昇を緩和する避圧装置が必要となります。

  3. 排出装置が必要です

    燃焼物質から発生する分解生成ガスおよび消火後の消火剤を排出するために、排出装置が必要となります。

  4. 放射音の影響

    消火剤放射時は大きな放射音がします。近年のハードディスクドライブ(HDD)などの精密機器は音の影響を受けるおそれがあります。ハードディスクドライブが設置される通信機室、電算機室、サーバー室などには、放射音を小さくした静音形噴射ヘッドの設置を推奨します。ただし、静音形噴射ヘッドは、放射音を抑制することでHDDのガス放射音による影響の低減を図るもので、HDDの作動性能を保証するものではありません。また、HDD保護のために、HDDの格納ラックなどの防音や防振化対策(吸音材、防振材の採用など)、消火剤放射開始前のHDD保護措置(HDD停止、磁気ヘッド退避など)、HDDの耐音性向上やデータ保護対策(データバックアップなど)、その他の措置も考えられますが、お客様において、静音形噴射ヘッドを使用され、上記措置の全部または一部を併用された場合にも、HDDの作動性能を保証するものではありません。

人体に影響はないのでしょうか?

消火システムNN100は窒素ガスを放出し大気中の酸素濃度を低下させて消火を行いますが、高濃度における安全性は(財)化学品検査協会(通産省認可)で確認し、当社独自の実験においても、退避時に人体への顕著な影響がないことを確認しています。ちなみにEPA(米国環境保護省)のデータでは、酸素濃度10%が人体の安全性のボーダーラインですが、NN100の設計酸素濃度は12.5%としています。

(財)化学品検査協会報告書

安全性確認試験

なぜ火が消えるのでしょう?

通常、大気中の酸素濃度は21%。物が燃え続けるには15%以上の酸素濃度が必要です。消火システムNN100は、窒素ガスを放出し、大気中の窒素を増加させ、酸素濃度を12.5%まで下げることによって、燃焼現象そのものをストップさせ、消火を行います。

用途

消火システムNN100は、サーバールーム、通信機械室、電気室、美術品収蔵庫、機械式駐車場などでの使用に適しています。

サーバールーム

機械式駐車場

電気室