製品・サービス消火設備

粉末消火設備

粉末消火設備 DRY CHEMICAL SYSTEM 粉末消火剤は火災の熱により分解して不燃性ガスを発生し、噴射に用いた窒素ガスと共同して空気中の酸素濃度を薄めます。また粉末は輻射熱を遮断し、油火災、液化ガス火災に対する消火能力を有する設備です。

粉末消火設備 DRY CHEMICAL SYSTEM 粉末消火剤は火災の熱により分解して不燃性ガスを発生し、噴射に用いた窒素ガスと共同して空気中の酸素濃度を薄めます。また粉末は輻射熱を遮断し、油火災、液化ガス火災に対する消火能力を有する設備です。

粉末消火設備の概要

粉末消火剤は、火災の熱により分解して不活性ガスを発生し、噴射に用いた窒素ガスと共同して空気中の酸素濃度を薄めます。また、粉末は輻射熱を遮断し、油火災、液化ガス火災に対する消火能力を有する設備です。

粉末消火薬剤の種類と適応する火災のタイプ

種類 第1種粉末 第2種粉末 第3種粉末 第4種粉末
主成分 炭酸水素ナトリウム 炭酸水素カリウム リン酸塩類 炭酸水素カリウムと
尿素の反応物
外観色 淡紅
消火作用 連鎖反応
冷却効果
被覆効果    
適応火災 油火災(B火災)
電気火災(C火災)
ガス火災
油火災(B火災)
電気火災(C火災)
ガス火災
普通火災(A火災)
油火災(B火災)
電気火災(C火災)
ガス火災
油火災(B火災)
電気火災(C火災)
ガス火災

粉末消火剤の特長

  1. 絶縁性が大きいため、変圧器などの高圧電気設備にも使用できます。
  2. 消火後は容易に清掃できるため、火のおよばなかった機器を損傷することがありません。
  3. 正規に貯蔵すれば薬剤は変質しないため長期間取り替える必要がありません。
  4. 極寒地でも使用できる点は、水消火設備と比較して大きな利点があります。
  5. 窒素ガスで加圧して薬剤を放出しますから、万一操作電源が故障しても手動で放出することができます。

粉末消火設備の構成と放出方式

粉末消火設備の構成と放出方式の図 詳細は後述

粉末消火設備の構成と放出方式の図 詳細は後述

粉末消火設備の放出状況

設置例

モニターノズル

局所放出(オーバーヘッド方式)

局所放出(タンクサイド方式)