製品・サービスリニューアルのご提案

24時間働き続ける防災設備。電気・電子部品は必ず劣化します。

機器の老朽化【建物を安心して管理運用いただくために】

防災設備に使用されている電気部品・ユニットは、一般の電気機器と同様に設置後の時間経過とともに劣化・磨耗していきます。設置されてから24時間火災を監視し続けている防災設備の機能・性能を維持するには寿命部品の定期的な交換が必要となります。

主要機器の更新を必要とする目安

受信機 20年
受信機
(R型など、電子機器部品を
多用している機器)
15年
発信機 20年
煙式感知器 10年
熱式感知器 15年
熱式感知器(半導体式) 10年
地区音響装置 20年
一般社団法人 日本火災報知機工業会の資料から引用

(一社)日本火災報知機工業会による更新時期の目安

(一社)日本火災報知機工業会では、平成8年に約4,000件の点検物件から、不具合などで交換されている機器の状況調査データを整理し、自動火災報知設備の維持管理の参考となるよう、適時の更新をしていただくための、右記のようなパンフレットを発行しています。

自動火災報知設備などに使用する寿命部品の定期交換推奨年数一覧表

電気部分・ユニット 定期交換推奨年数
スイッチング電源 5年
無停電電源装置(UPS)本体 6年
ニッケルカドミウム蓄電池 5年
シール鉛蓄電池(UPS用を含む) 3年
CRTディスプレイ 4年
LCD(液晶)ディスプレイ 5年
プラズマディスプレイ 5年
ELディスプレイ 5年
ハードディスク 4年
フロッピーディスクドライブ 5年
冷却ファン(UPS用を含む) 3年
プリンター 5年
  • 定期交換推奨年数はこの間の電気部品・ユニット、および自動火災報知設備などの機能・性能を保証するものではありません。
  • 定期交換推奨年数は取扱説明書どおりに使用し、良好な環境で使用した場合です。
  • 寿命部品以外の電気部品・ユニットについても経年変化により劣化、故障は発生します。
  • 寿命部品の修復を行う時は、取付け方法、設定方法などが自動火災報知設備などにより指定のある場合がありますので、詳細は防災機器メーカーにお問い合せ願います。
  • 電気部品・ユニットの一部のものは仕様の違いにより、定期交換推奨年数が異なる場合がありますので、詳細は防災機器メーカーにお問い合せ願います。
  • 自動火災報知設備などは設置後年数が経つと、部品の生産中止が多くなり、定期交換推奨部品を含めた電気・電子部品の供給ができなくなることがあります。この場合は自動火災報知設備などの更新(リニューアル)が必要となります。
  • 自動火災報知設備の更新時期については、(一社)日本火災報知機工業会発行の資料「既設の自動火災報知設備機器の更新について」をご参照願います。
  • 自動火災報知設備など以外の消防用設備などについても、上記寿命部品を使用している場合は、定期交換をおすすめします。