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従来の泡消火設備から
特定駐車場用泡消火設備「スコールC」にリニューアル
1.「スコールC」のご紹介
新しい消火システムです。
スコールCは、「特定駐車場における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令」(平成26年総務省令第23号)で定義された特定駐車場において、泡消火設備に代えて設置することができる消火設備です。
- 特定駐車場とは、令別表1に掲げる防火対象物の「駐車の用に供される部分」で、床面から天井面までの高さ10m以下の次表の部分をいいます。
地階または2階以上の階 | 床面積200m³以上 |
---|---|
1階 | 床面積500m³以上 |
屋上 | 床面積300m³以上 |
機械装置による駐車場 | 収容台数10台以上 |
- 自動車の整備場・修理場、指定可燃物を取り扱う部分などは含まれません。
なお、スコールCは、システム仕様について日本消防検定協会の特定機器評価で認証されています。
シンプルなシステムです。
メリット
- 設置機器の点検・交換の対象数が少なくなることで、ランニングコストの低減が期待できます。
火災箇所のみに放射します。
泡消火設備の区画全域放出と比べて、「スコールC」は少ない泡水溶液の放射で火災を消火・抑制します。
メリット
- 環境への負荷が懸念される消火薬剤の多量放出を防止します。放出後の復旧も迅速に行えます。
誤放出のおそれが軽減されます。
泡消火設備では、手動起動弁の車両による破損事故や誤操作、いたずらが誤放出の原因となります。
メリット
- 「スコールC」は手動起動弁がないので誤放出のおそれが大幅に軽減されます。
配管内の圧力上昇を緩和します。
泡消火設備は、配管内の泡水溶液が温度変化により体積膨張した場合、配管内圧力が上昇し機器などが破損する可能性があります。「スコールC」は昇圧防止機能付きの湿式流水検知装置の採用とポンプ室付近に設ける安全弁により、外気温の影響による配管内の圧力上昇を緩和、常に適切な圧力を維持します。
メリット
- 外気温上昇などによるヘッドや配管破損のリスクを低減します。
- 維持管理の負担を軽減します。
総合点検での区画放射試験がありません。
メリット
- 点検が簡易になるため、維持管理負担の軽減、ランニングコストの低減が期待できます。
- 外部環境に流出される泡消火薬剤が少なく、環境負荷が低減されます。
2.泡消火設備の更新に最適な「スコールC」
泡消火設備からの「スコールC」への更新する場合の特徴
- 消火ポンプ吐出量および水源水量は、一般の泡消火設備よりポンプ吐出量、水源水量などが小さいので、既存の設備の一部を継続使用(劣化が無く性能が維持される場合)可能です。また、ポンプを更新する場合はダウンサイジングが可能です。
- 切替工事期間中は、ポンプ、泡消火薬剤貯蔵槽などを共用して、既存の泡消火設備と「スコールC」とを混在して運用できます。これにより消火設備の機能停止範囲は限定的にできるので、駐車場施設の大部分を運用しながら、任意の部分を任意の順で段階的に更新工事を進めることができます。
ブロックごとの更新例
流水検知装置の監視範囲を1のブロックとし、任意のブロック毎に更新工事を行います。
工事中のブロックは設備の使用ができません。
スコールCへ更新済みのブロックおよび、未着手の泡消火設備の部分は、設備が使用可能です。
※ブロックの最小単位を 一斉開放弁の区画毎に設定することも可能です。
メリット
- 一部の既存配管、ポンプ、水源、泡消火薬剤は継続して使用可能です。
- 駐車場施設を使用しながら、段階的にリニューアル工事を進めることができ、無理のない工事計画を組むことができます。
3.「スコールC」への更新工事の概要
現状の泡消火設備を「スコールC」に更新する際、ポンプや一部の配管は問題がなければ、そのまま継続して使用が可能です。