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長時間停電に伴うノーミ製防災設備の対応について

長時間停電に伴うノーミ製防災設備の対応について、注意点をご連絡させて頂きます。

1. 長時間停電が実施された場合の注意事項について

スプリンクラー設備などの消火設備は停電時にそなえバックアップ電源を設けております。
しかしながら、緊急時の一時的な停電を想定しているため、バックアップ可能時間が30分程度(ガス系消火設備は60分間)と限られたものとなっております。
このため、長時間におよぶ停電ではバックアップ電源の容量が不足する事態が想定されます。 なお、バックアップ電源を非常電源専用受電設備で受電している場合は、停電時に受電が断たれますので、その時点で消火設備の機能が失われます。 また、消防法でバックアップ電源の設置が義務付けられていなかった時期があったことから、その時期に設置された消火設備は、停電時に消火設備の機能が失われる可能性も考えられます。

2. 停電時および復電時の動作について

長時間におよぶ停電によりバックアップ電源の容量が不足した場合は、外部に表示や警報を発することなく、消火設備の機能が失われる場合があります。
復電時には、設備への電源供給が自動的に再開します。一部の設備を除き自動で設備が復旧しますので、対応が必要なことはありませんが、制御盤類の状態(表示灯、スイッチ位置など)が正常であることを確認してください。

3. 重要な注意事項について

バックアップ電源によるバックアップが失われると、消火設備が正常に作動できません。設備が機能停止した場合は、人員にて監視するなどの対応をお願いします。

4. 機器のお問い合わせについて

消火設備は、法令により点検が義務付けられております。機器の構成、動作については、まずは点検を依頼している販売店・点検会社にお問い合わせ願います。

停電時における消火設備の取り扱いについての詳細については、下記によりご確認ください。

平成26年3月4日改定
平成23年6月30日改定
平成23年3月28日改定
平成23年3月24日改定
平成23年3月15日
能美防災株式会社