製品・サービストンネル防災システム

中継増幅盤

中継増幅盤

伝送方式の防災システムを構成する上で必要となる機器。火災検知器や押ボタン式通報装置のように直接的な機能はありませんが、端末機器間の伝送経路の確立や電源の供給などシステムの中核を担う機器です。(直送方式でいうところの端子盤にあたる機器です。)

中継増幅盤の機能

伝送方式のシステムが提供する機能の中で、中継増幅盤が中核となる機能には下記のようなものがあります。

  • (1)中継増幅機能
    電気を媒体としたシリアル通信の弱点である伝送距離の制限をトンネル非常用設備(特に長大トンネル)ではクリティカルに受けてしまうため、一定間隔に設置する中継増幅盤の信号波形の増幅・整形機能により伝送距離および接続台数の拡張を可能としています。
  • (2)ループバック機能
    伝送経路の断線を常時監視し、断線が生じた際はリングネットワークの逆ルートへ信号が迂回するよう経路を切り替える機能です。
  • (3)アイソレーション機能
    伝送経路の短絡を常時監視し、短絡が生じた際は当該中継増幅盤間の伝送経路をシステムから切り離し、他ネットワークへの影響を防止する機能です。
  • (4)バイパス機能
    中継増幅盤が故障した際、内部の回路をバイパスし伝送経路を迂回させることで下位ネットワークの伝送不能を防止する機能です。

中継増幅盤(外観)

中継増幅盤(外観)

中継増幅盤(内部)

中継増幅盤(内部)

中継増幅盤(屋外自立型)

中継増幅盤(屋外自立型)