相対強度(炎の規模により10m以上先の炎も検出します。)炎から放射される赤外線エネルギーには、波長4.4μm帯域にピークを持つ分光特性があり、CO2共鳴放射と呼ばれています。これは左図のように、炎以外の物体から放射される赤外線の分光特性とは大きく異なるものです。さらに他の性質として炎から放射される赤外線エネルギーは、周波数1〜15Hzでちらつく現象があり、炎の呼吸作用によって常に放射量の変動を伴います。ノーミの赤外線3波長式炎センサはCO2共鳴放射帯域の3つの波長帯を監視し、これらのエネルギー強度、比率などを計算しCO2共鳴放射帯のピークと炎のちらつきを識別します。■部分が検出波長帯です。ノーミの赤外線3波長式炎センサ(PDCJ001A-D)は、炎からの放射エネルギー(CO2共鳴放射)と炎のちらつきを捉えることにより、炎をともなう監視対象設備の異常を速やかに検出するものです。大空間の建物のみならず、屋外施設にも最適な高感度センサです。特 長1.炎に特有のCO2共鳴放射+ちらつきを検出1.00.80.60.40.2赤外線3波長式炎センサの検出波長帯 太陽光(6000K)高温物体(1400K)都市ガスの炎0123456ガソリンの炎波長〔μm〕低温物体(350K)FLAME SENSOR PDCJ001A-D非防爆構造赤外線3波長式炎センサ高感度ガストーチの炎を10mでキャッチします。信頼性の高い炎検出を実現CO2共鳴放射帯域の3つの波長帯のエネルギー強度と、炎のちらつきを高度なアルゴリズムにより判断し、誤検出を抑制します。自己診断機能を装備内部回路を常時チェックし、異常が発生した場合、異常信号を送出します。また自動/手動のセンサ試験※2 で、受光窓の汚損状況などをチェックします。※2. 初期設定では自動センサ試験は無効です。2.3.
元のページ ../index.html#3