CS点検
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事例から学ぶ消防設備の重要性自動火災報知設備が作動し奏功した火災CASE 1この火災は、特別養護老人ホームの病室から出火したものです。入居者がライターでティッシュ箱に火をつけたことで火災が発生し、差動式熱感知器が火災を感知して自動火災報知設備が作動し、有人直接通報により通報されました。ベルを聞いた介護士が表示盤で火災発生場所を確認し、出火した病室から大声で「ここだ」と周囲に知らせて、入居者を安全な場所へと避難させることができました。発信機を活用し奏功した火災CASE 2この火災は、個室ビデオ店のベランダから出火したものです。個室ビデオ店の従業員がベランダからの出火に気付き、自動火災報知設備の発信機を押下しました。従業員は初期消火のために消火器を搬送しましたが、ベランダに通じる扉が熱くなり開けられなかったため消火活動を断念しました。しかしベルの鳴動と早期の呼びかけにより、客を安全に避難させることができました。スプリンクラー設備が作動し奏功した火災CASE 3この火災は、物品販売店舗の倉庫から出火したものです。従業員がライターの入った買い物かごに段ボールなどを重ねたため、ライターのスイッチが入り可燃物に着火して火災が発生しました。2名の従業員が消火器で消火活動を行うとほぼ同時に、スプリンクラー設備が作動しました。自衛消防隊が連携して適切な活動を行うことで、店内にいた客は無事に避難することができました。(公財)東京防災救急協会「防火・防災管理の実務(平成26年版)」より引用CSCUSTOMER SATISFACTION & SAFETY

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