%34以上!二酸化炭素消火設備は、絶縁性が高く、わずかな隙間にも浸透し、消火後の汚損が少ない等の優れた特性を認められ、1961年に消防法に定められました。以来、電気室、通信機械室、ボイラー室、危険物施設等の防火対象物に多数設置され、数多くの消火実績を持っています。しかし、二酸化炭素が放出された区画に人がいた場合には、消火剤が持つ中毒性により、生命に危険を及ぼすことがあります。そのため設置にあたっては、安全対策が必要になります。二酸化炭素の人体への影響いらずら防止システムは不要な放出を防ぎます起動方式二酸化炭素の濃度症状発現までの暴露時間人体への影響立体駐車場等、消火設備の起動装置が建物の外壁部分や屋外に設置されているケースがありますが、いたずらによって消火剤が不要に放出される事例が確認されています。いたずら防止システムは、継電器盤を新たに設置することにより、自動起動設定時に手動で放出ボタンを押しても消火剤が放出されない仕組みになっています。消防予第193 号、消防危第117 号(平成8 年9 月20 日)「二酸化炭素消火設備の安全対策について」による。システムフロー自 動に設定手 動に設定30%10%以上8 〜10%6 〜8%4 〜6%3〜4%2〜3%2%未満放出ボタンを押す感知器のひとつが作動8〜12呼吸数分以内1〜10分10〜60分5〜10分10〜30分5〜10分警報が発せられるが消火剤は放出しない消火剤放出意識喪失、その後短時間で生命の危険あり意識喪失、その後短時間で生命の危険あり意識レベルの低下、その後意識喪失へ進む、ふるえ、けいれんなどの不随意運動を伴うこともある頭痛、めまい、悪心、知覚低下、過呼吸による不快感頭痛、めまい、悪心、知覚低下呼吸深度の増加、呼吸数の増加はっきりした影響は認められない放出ボタンを押す放出ボタンを押す+二酸化炭素消火設備の通常の設計濃度は です。安全対策の必要性について
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