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※掲載内容は納入当時のものです。
屋根が開閉式になっているために、アリーナ内は通常の火災感知器を設置することができず、さらに天井が高いため、煙や熱が感知器まで届きにくく、火災が発生してもこれを見つけることが困難です。
スプリンクラーについても、同じことが言え、設置することも、熱で作動させることも不可能です。
物が燃えたときに放射される熱線(赤外線)を捕らえて火災の発生とその位置を知ることができる「赤外線画像式火災探査装置」(以下「火災検知器」)と、これに連動して自動的に火元に向けて放水の方向と放水形状がコントロールされ、的確に消火できる「照準カメラ連動型放水砲システム」を開発し、納入しました。
火災検知器はドームの円筒部の最も高い位置、地上31mに設置され、常に左右に首を振りながら、たった1台で直径200mのアリーナ全域、約3万㎥の広さの火災の発生に目を光らせています。「照準カメラ連動型放水砲システム」も火災検知器と同じ高さに設置されおり、放水砲は国内で最長(1993年現在)の100m超の放水距離を誇っています。
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赤外線画像式火災検知器 |
照準カメラ連動型放水砲システム① |
2台設置されている火災検知器が火災を見つけると、コンピュータによって直ちに火元の位置が割り出され、火災検知器と同じ高さの円周上に設置された、3組の「照準カメラ」と「放水砲」が火元に向けて一斉に動き出し、火元に狙いを定めます。同時に、火元に最も近い「照準カメラ」が捕えた火災現場の生の映像が、場内監視室と防災センターの2ヵ所に設置された「操作盤」のテレビモニターに映し出されます。
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照準カメラ連動型放水砲システム② |
防災センター |
福岡市消防局の主催で、福岡ドームに設置したアリーナの防災システムの性能確認試験が行なわれました。
この試験はテレビ局や新聞社の報道関係者や、消防・建築関係者などの約200名が固唾を飲んで見守る中行なわれ、フィールド上の3ヵ所に積まれた木材に火がつけられてメラメラと炎が燃え上がると、まもなく全ての照準カメラと放水砲が動き出し、火元に向けてピタリと狙いが定められました。「放水開始!」の場内アナウンスを合図に、火元に近い1台の放水砲から力強く水が吹き出て、見るみる間に火元が水に包まれると、一斉に「おおっ!」と歓声があがり、たちまち3つの火は消し止められ、実験は大成功でした。
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